イノベーターが育つには

理系研究者夫婦の子育てブログです

人に教えることができて理解したと言える

1月26日(木)

娘が妻に対して歴史を教え始めました。

 

小学生のころ、自宅に三遊亭歌之助(四代目 三遊亭圓歌)さんの落語ラジカセがあり、よく聞いていました。娯楽もない時代です。

その中で、勉強に関する話があり、私の記憶に強烈に残っています。勉強に対する私の基本的な考えとなり、娘に対しても実践するよう心がけています。


以下、落語内容を思い出しながら引用(我が家の話ではありませんので、悪しからず)。


先生:お子さんが大変優秀なのですが、何か特別な教育をされていらっしゃるのですか?

お母さん:いいえ、我が家は貧乏ですので、特別な教育はさせておりません。

先生:それなのに、なぜこんなにお子様が優秀なのでしょうか。子育てに何か秘訣があるのでしょうか?

お母さん:いいえ、特に秘訣等は持ち合わせておりません。

先生:では一体どうしてこんな優秀なお子さんになったのでしょうか。

お母さん:私は常々、娘にこのように言い聞かせています。

「お母さんは小さいころ貧しく、勉強ができなかった。だから、学校で習ってきたことをお母さんに教えてくれないかい?」と。


このように子供に伝えると、子供の勉強に対する姿勢は一気にかわるそうです。

「私がお母さんに教えてあげないといけない」


子供:「お母さん、今日はこれを習ってきたよ」

お母さん:「そうなのね。じゃあ、教えてくれるかな?」「そうなんだね。それは初めて知ったよ。勉強になったよ。ありがとう」


子供はこう言われると、「ちゃんと授業を聞いてお母さんに教えなくては」と思い、必死に勉強に励むようです。結果、自然と勉強が出来るようになると。


~~~引用ここまで~~~


私がこれを聞き得た学びは、「理解した = 人に教えることが出来る」ということでした。よって、娘にも同じように言い聞かせています。

もちろんこれだけで、トップ層と戦えるような甘い世界ではないですが、今後、娘の持続的成長のためには大事なことだと考えています。


私「ママは歴史が苦手だから、あなたがママに教えてあげてくれる?」

娘「分かった!」


これ、効果あります。日本の歴史(角川出版)、ねこねこ日本史、戦国武将大辞典など、読み漁っていますね。かなり戦国時代にフォーカスしているのは、まだ良しとしましょう。

人に教えるためには、その10倍くらいインプットが必要ですし、教えるというアウトプットもできるので、いい傾向です。


妻「私、画像で覚えるタイプだから、漢字で人を覚えるのが苦手なのよ。岡田君なんで、石田三成(映画:関ケ原)やって、今は織田信長(どうする家康)でしょ? 野村萬斎さんだって、どっかの城主(映画:のぼうの城)やって、今は今川義元(どうする家康)だっけ?印象強くて無理よ、混乱するわ」


私「(説明書を読まないタイプだからな。。。)」


妻「なんか、失礼なこと思ってない?」


私「エスパーか(笑」