イノベーターが育つには

理系研究者夫婦の子育てブログです

走れメロス

7月28日(木)

夏休みに入り、公文の宿題は通常よりも1.5倍に増やしてもらっています。どうせ時間あるので、ちゃちゃっと進めて下さい。

 

国語はHIIの90番に入りました。いつのまにか、そこそこ進んでいました。というのも、最近、娘は自走モードに入り、丸付けも自分でさせていて、私が管理できてなかったためです。

丸付けにおける私とのルールは、「必ず自分で回答を作ってから、丸付けややり直しをすること」のみ。

 

90番の物語は、太宰治走れメロス。懐かしいですね。

私「この話、美談のように書かれているけど、友人を人質にする時点で、なかなか人でなしな主人公の話なんだよな〜」

妻「私の父が太宰治が好きだったから、太宰は小さい頃にだいたい読んだけど、基本的に陰気な話が多くない?畜犬談なんて、最後、救われないしね」

私「だいたい、本人がぶっ飛んでるでしょ。愛人を作って勝手に心中するは、芥川賞が欲しくて狂気な手紙を書くは、本人が十分、人間失格だよ」

妻「辛辣ね」

 

それはさておき、娘へのおすすめ文学作品や作家を家族で話し合いました。

私のおすすめは芥川龍之介の初期作品。人間のエゴイズム描写が本質ですが、羅生門蜘蛛の糸の不気味な風景描写に引き込まれるのではないかと予想。一つ一つが短いのも良いです。

妻のおすすめはカフカの変身。ファンタジーな要素を含むことが、良いようです。

 

娘は興味を持って、話をきいていました。早速、本を読みたいと言ってきたので、週末は本屋に足を運びたいと思います。