通学時間を考える
12月15日(水)
中学校までの通学時間について議論を行いました。私も妻も一致している意見は、「長時間の通学をさせたくない」です。
私「○○中学は、通学時間90分以内でなければダメらしい」
妻「レベルの高い中学であっても、通学に90分もかけることは、かなりビハインドよね」
私は高校時代、片道45分かけて自転車をこぎ、自転車小屋から校舎まで100段以上の階段を上るということを、毎日やっていました。如何に無駄な時間であるかは、言うに及ばずです。妻も高校時代、似たようなものでした。
中高一貫の中学であれば、6年間続くわけで、積み重ねれば結構な時間になります。通学に時間をかける時間は無駄であり、その時間は勉強や部活などに費やしてほしいという思いです。
私「コロナ禍で一気にオンライン化が進み、今後、塾もオンライン化がますます進むことは自明」
妻「比較的近い中学に行き、あとは塾で補うということ?」
私「それも選択肢の一つだね。とはいえ、競争相手(同級生)の存在ってのも大きいから。それを考えれば、上を目指した方がよいね」
妻「ただし、レベルの高いところは、我が家からは通学時間が長いというジレンマ」
私「まあ、まだ娘のレベルがどうなるか分からないけど、色々なケースと選択肢を考えておかないと、いけないね」
中学受験のみならず今後、「勉強の絶対時間」をどのように確保していくか、というのは大きな課題です。
参考になる事例が一つありましたので、ご紹介。
横浜翠嵐高校という公立高校があります。中学はなく、皆、高校から受験して入学してくるわけですが、21年度の現役東大合格者数は44名。桜蔭高校61名、渋幕46名、渋々28名ですので、高校からしかも公立高校としては異例の数値だと思います。
この翠嵐の入学者ガイダンスでは、下記の通り述べられていました。
- 家庭での学習は、平日(2+学年)h、休日(4+学年)h を必ず実行してください。
- 「通学の電車、バスの中で・・・」、「土日に固めて・・・」、「隙間時間に・・・」そのくらいの時間でできる内容や分量ではありません。
- 日々の「絶対学習時間」を確保してください。
平日、高1で3時間、高3で5時間を、絶対学習時間として確保しなさいと明言しています。それくらいやる必要があるのだと。
中学受験で終わりではないので、通学時間というのは、よくよく考えなければいけないテーマです。幸いまだ時間があるので、家族でよくよく話し合います。