イノベーターが育つには

理系研究者夫婦の子育てブログです

沈黙の春と沈黙の回答

4月13日(水)

公文国語はHI 26-30、内容は西遊記。中学レベルですので、当然、漫画のように簡略化された話ではありません。

中国で使用される表現なのか、なかなか難しい表現が混じっており、うちの娘では苦労するレベルなのは明らかでした。

そんな中、回答には空欄が散見されます。自分で考えるのは嫌(疲れる)なので、やり直しの時に私と一緒に考えようという魂胆が見えました。

 

私「悪いけど、こんな答案では丸つけする価値がない。お互い時間の無駄だから、ちゃんとやってから提出して。そもそも、国語の課題において、空欄はあり得ない。書いたけど間違えたというのであれば、どういう思考でそこに至ったかがわかる。一方、空欄は間違えた過程が分からないから、意味なし。しっかり、やり直しをして下さい」

 

3年生にもなったので、きつめに伝えました。本人も反省したのか、集中して取り組み、しっかり回答を作って持ってきましたね。

 

私「よく読めてる。これからも簡単に諦めず、自分でしっかり回答を作る練習をして下さい」

 

さて、公文国語H課程の内容を見てみると、懐かしいものがありました。

特にレイチェルカーソンの沈黙の春(Silent spring)は、60年代に初めて環境問題を提唱した名著です。私が読んだのは大学時代。発売当時は社会から一蹴されたようですが、研究者として事実を積み重ね、そこから導き出される論理を正しく伝えるという研究者として正しい行動をされています。

農学系の方は必読書ですね。

 

今後、作成する回答は沈黙せずにお願いします。