イノベーターが育つには

理系研究者夫婦の子育てブログです

説明文章の定番シリーズ

読書力の向上は、娘に対する私の重要なテーマです。私は中高生時代、国語ができずに相当苦労してきました。そこで大学、社会人になってからは奮起し、読書を一定量進めていますが、娘には自然と読書をしてほしいという気持ちがあります。加えて、中学受験時に国語で苦労してほしくないという、浅はかな願いも幾ばくかはあります。

 

さて、以前、中学研究を実施した時、御三家の国語問題は相当にレベルが高いことを知りました。そして先日、21年桜陰入試に出題された本を紹介したので、私も購入して読んでみることにしました。一体、どれくらいの読書レベルが求められているのか、調査のための購入です。もちろん読むのは私。

結論、思ったほど難解な文章ではありません。私が科学系の読み物に対して、相当慣れているというバイアスを差し引いても、小6であれば、まあ読めるかなというレベル。

 

もちろん、読めるということと、問題を解くということには乖離があるため、読める=点数を取れるではありません。つまり、このレベルの文章は、すらすら読めないといけない。

いずれにせよ、今回のように、私が先に読んで、娘の本棚に少しずつアップしていく仕掛けは作っておこうと思います。

 

さて今回、読書を通した最大の収穫は「筑摩書房が扱うちくまプリマー新書」というシリーズを知ったこと。扱っている本を見て、説明的な内容のものが多そうだと気付きました。

 

もしやと思ってググったところ、以下のことが分かりました。

 

- これまで説明文の定番出典は、岩波ジュニア新書であった。

- 昨今、ちくまプリマー新書が入試頻出文書の新定番として名が上がってきている。

- ちくまプリマー新書の特徴は、中学生が読めるくらいの難易度で、内容が現代的であること。

 

入試最頻出の小説問題については、本の選択肢が多いため、あまり心配していませんでした。一方、説明文章は、そのレベル合わせをどうするか悩ましいところだったのですが、当面はこの2つの出版社に絞って、読み物を見繕ってみようと思います。

 

私が学生時代に読書をしてこなかった分、余計なバイアスがかからなくて好都合です。さすがに娘はまだ理解できないでしょうから、私が先に読んでおこうと思います。